中高生部活応援マガジン ヒーローインタビュー

2017.01.17


こんにちは。中高生部活応援マガジン ヒーローインタビュー編集長の小山です。
今年1月、富山県で開催された、全国高体連研究大会に参加してきました。

全国高体連研究大会とは、夏を中心に開催されるインターハイと並ぶ、全国高体連が行っている2大行事の一つです。
インターハイ同様、毎年開催場所を変え、今年は富山県にて開催されました。

全国高体連研究大会では、部活動の顧問の先生たちが工夫し活動している取り組みを発表会方式で行い、最後に表彰するというものです。
『部活動』ネタが大好きな私にとっては、とても楽しみな大会です。
今回は全部で15個の取り組みが発表されました。

◆ 課題研究 ◆

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「学び」を生かす多角的アプローチ

~ 札幌南高校陸上競技部の取り組み ~

北海道札幌南高等学校 竹田安宏 先生

創立121年の伝統校、札幌南高校。堅忍不抜を目標に掲げ2015年度には難関国公立大学合格者数全国5位、公立高校では全国1位に輝く。部活動加入率は91.3%。野球部は2000年夏の甲子園に出場、陸上部も2006年インターハイにおいて男子100m3位、過去9年間で延べ60名出場という実績を残している。さて今回の研究発表、陸上部における「学び」を生かす多角的アプローチでは、部員60名弱を顧問3名(専門2人・事務職担当1人)で行い、木日休みの週5日間、学校グラウンドを中心に河川敷やWT室、雪深くなる冬季は、廊下、ホールそしてグラウンドでの雪中走を行い活動している。ちなみに、平日は15:30~18:30、土曜日は9~12、通塾率67.5%。
「学校教育目標や生徒の特徴」「部の理念」「新しい時代に求められる資質・能力」を陸上部での部活動を通し、生きる力として「確かな学力」「豊かな心」「健康・体力」を競技力向上を通して学んでいる。中でも多角的アプローチとして行われている「夢手帳」では感謝の気持ちの大切さなどが書き込まれている。また、目標設定の大切さを伝えるアプローチの一つとしてハーバード大学MBAアンケート調査をあげ、明確な目標と具体的な計画を設定し紙に残している3%の卒業生は、目標設定はしたが紙などに書き留めていない13%の卒業生や、明確な目標設定をしていない84%の卒業生と比較して、10年後に10倍の収入を得ていたという紹介もしている。いかに目標の見える化として紙に書くことの大切さ。計画を立て実行することの重要性を陸上という部活動を通して学んでいるのが札幌南高校陸上競技部の取り組みだ。顧問の先生の情熱は多くの陸上部員に伝わっていると感じた研究発表でした。

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高校運動部活動の魅力を探る

~ 富山県高体連における追跡調査を通して ~

富山県立呉羽高等学校 荒城正人 先生

H23~25年度に取り組まれた「高校運動部活動の魅力の発信」から今回は「探る」を研究に掲げた発表。「運動部加入率」「種目別部員数」「男女別運動部設置数」「富山県における運動部の概況」「中学生の運動部における満足度」を調査し、高校運動部活動をどうしたら今以上に高められるかとして出した答えが「様々なレベルでの楽しさを感じさせる」だ。私個人もすべての部員に級や段制度を設けたら良いのではないかと考えているので、この発表を聞いたときは嬉しく思った。また中学では運動部活動で活動していた生徒も高校では行っていないことも多く、それらの課題解決として「小中高・地域との連携」「女子が入りたい運動部に!」「新たなチャレンジをしたい生徒に向けての高校設置型種目」を掲げているのも素晴らしく、この取り組みが一つでも多く全国に広がりを見せればおもしろいと思う研究発表でした。

◆ 第1分科会 <競技力の向上> ◆

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